
前回の続きです。
マクロビレストランでの仕事は、楽しいものでした。
給料や契約の面で納得いかないことも多々あったけど、創作意欲とお客さんの反応が私の情熱の源泉でした。
お店に製粉機があるのも嬉しかったのですが、ドイツ製の特殊なもので、しかもオーナーが20年前に訪問販売で購入したというもの。壊れたら修理する術がないのが不安でした。
ある日「この製粉機が壊れたら辞め時かな・・・」とぼんやり考えてたら、1ヶ月後、まんまと製粉機が故障。
え?辞めろってこと?
いやいや、偶然偶然。。。
そのときは偶然で片付けたものの、やはりこれはサインでした。
製粉機は、探しに探して見つけた業者さんに修理してもらい、また作る事ができるようになりました。
でも、故障以来なんだか気が乗らないのです。
日に日にクッキーを作る頻度が減り迷いが出始めた頃、久しぶりに会う知人たちに相談したら、「今すぐ辞めなさい!」と言われました。
これからだと思ってたのに。
今が踏ん張りどきだよ。と言ってくれると思ってた私はそれでも納得していませんでした。
だってお菓子の売れ行きは毎月伸びてるんだもの、これからこれから。。。
そう言って自分を奮い立たせました。
でも、それからわずか数日でマネージャーと業務の連携がかみ合わなくなり、そこから嫌がらせを受けるようになり、結局、知人たちに相談した一週間後にはオーナーに退職することを報告。
報告してから退職までの間に更にトラブルがあり、そのダメージから立ち直るのに数年かかりました。
そして気づいたのは、製粉機が故障したのは偶然ではなかったということ。
「この製粉機が壊れたら辞め時かな・・・」
製粉機が壊れたとき、まさに辞め時だったのです。
なぜなら、このあと出会った仲間たちが私のスイーツを披露する場を次々に提供してくれたお陰で、更に新しいステージに立つことになったからです。
あのままレストランで働いてたら、経済的にも困窮し続け、クッキー以上のものを作れなったでしょう。
この件以降も何度も「辞め時サイン」を経験してます。
新しいステージは、少しの勇気と決意だけで扉が次々に開かれて行きます。自分はその扉の向こうに一歩踏み出すだけです。
インスピレーションに気づき行動すると、そこで次のステージに行けます。見えないチカラが知らせてくれるのです。
でも、気づかなくてもサインや現象で知らせてくれます。
それを無視したり気づかないと、最終的に何らかのトラブルとして、その場(職場やグループなどの居場所)にいられなくなるように、周りの人を使って離れるように仕向けるのです。
それが理解できてからは、なるべく速やかに離れるようにしています。
そのトラブルによるダメージから回復するのに、たくさんの時間が必要になるからです。
私の場合は人より少し変化の期間が短いかもしれないので、インスピレーションには注意を払ってます。
#スピリチュアル
#サイン
#ステージ
#見えないチカラ